真田広之がアメリカ拠点の10年を振り返る「思うようにいかない日々も続いた」

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1: 砂漠のマスカレード ★@\(^o^)/ 2015/04/04(土) 08:36:39.04 ID:???*.net
スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めたSFミステリー海外ドラマ『エクスタント』。オスカー女優ハル・ベリーを筆頭に、国際派スターが勢ぞろいする中、大企業ヤスモト社の代表ヒデキ・ヤスモトを演じたのが真田広之だ。ハリウッドに渡り10年近くが経過した真田に、スピルバーグの魅力や、自身の現状などを聞いた。

巨匠スピルバーグからのオファーを受け本作に臨んだ真田。錚々たるメンバーの中、物語の重要なカギを握る人物をミステリアスに演じているが「スピルバーグ製作総指揮らしい壮大なSFストーリーの中、近未来で起こりうるだろうテーマが、すべて家族のドラマに着地していくのが面白いですね」と作品の魅力を語る。

スピルバーグとは、以前、別のプロジェクトでコミュニケーションをとっていたという。「その時、リハーサルで演出を受けていたので、僕がどういう人間で、英語の演技がどのぐらいできるかということは分かっていたと思います。その上で声をかけていただけたのなら、彼を信じて飛び込んでみようと思ったんです」。

本作には、これまでのスピルバーグ作品の集大成といえるような物語の壮大さ、技術力、そしてテーマが詰まっている。「世界でも最先端のスピルバーグチームの現場。タブレットのような小道具にも技術がいかされていて、近未来のテクノロジーが体験できるんです」。さらに真田は「人間とロボットとの付き合い方や、発達した科学にルールが追いついていかないことによる倫理的な問題など、この現場にいるとリアルに感じられます」と作品に込められた崇高なテーマに言及。

そして「スピルバーグは、あれほどのポジションにいる人なのに絶対人に威圧感を与えませんし、クリエイティブなアイデアを思いついたときに見せるキラキラした目の輝きはまさに映画少年。スピルバーグチームの現場で演じられる喜びを実感しています」と感慨深そうに語ってくれた。

日本での確固たる俳優としての地位を築きながらも、海を渡りアメリカに拠点を置いた真田。今でこそ、数々の海外映画やドラマに出演し、国際派スターとして活躍しているが「何の当てもなく飛び込むなんて、怖いもの知らずでした。思うようにいかない日々も続いたし、畑を耕すことから始め、種を植えて、水をまき、肥料をやって、やっとようやく芽が出てきたかなという10年でした」とこれまでを振り返る。

そんな真田だが「やっとこれからだなと思う一方、やればやるほど怖くなっていくんですよね」と胸の内を明かす。その真意を問うと「英語一つをとっても壁が高くなる。これまでは日本生まれの日本人の役しかやっていないので、許されるレベルもありましたが、ネイティブスピーカーの役を求められて、ご辞退した作品もありました」と返答。続けて「ハッタリで『やります』と言うこともできますが、もしコケたら次がない世界。射程距離を見極めて『これはできる、これはまだ無理』ということを考えながら、少しずつ目標アップしていくことが大事だと思うんです」と自身の現状を顧みる。

「俳優なのでテレビドラマや映画、舞台と色々なフィールドで演じられるのはありがたいですが、どこかで映画が自分の故郷というか、軸足になっていると感じる部分があります」と心情を吐露した真田。日本映画出演の期待が高まるが「もちろんやりたいと思っています」と意欲を見せると「日本発の映画が、世界とクロスオーバーして、一緒の舞台で勝負できるように 俳優、スタッフが一丸となって頑張っていけたらいいですね」と展望を語ってくれた。(取材・文・写真:磯部正和)

SFミステリー海外ドラマ『エクスタント』(毎週土曜23時ほか)は、WOWOWプライムにて4月4日放送開始、第1話無料放送。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150404-00036203-crankinn-ent
クランクイン! 4月4日(土)7時0分配信

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『エクスタント』出演の真田広之が、今後の展望を語る

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